ろ〜りぃ&樹里とゆかいな仲間たち

Blog(日記)と云うよりはEssay(随筆)
Essay(随筆)と云うよりはSketch(走り書き)
Sketch(走り書き)と云うよりは……?

 注)タイトルに「*」のついた記事は「ネタバレ記事」です。ご注意ください。
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終った、終った
いやぁ〜、今回ばかりは、ほんとうに、どうなることか、と、思った。
なにしろ季節の替り目のせいか、左手の指がボロボロになって、ひび割れはするわ、腫れてバリバリに硬くなるわで、ロクに曲げられもしないし、ちょっと触れても痛みが走る、と、云う、ていたらく。
それでもなんとか、ステージをこなした。
ホッとしたのもホッとしたが、帰り際、ステージには厳しいマスターが、
「ようやった。よかったで」
と、云ってくださったのには、まさに、天にも昇る心もちがしたものである。
虚仮の一念、窮すれば通ず、それになにより、やればできる!
それを実感させてくれた、素晴らしい一夜であった。
| ろ〜りぃ | らいぶ☆にゅ〜す | 01:04 | - | - |
“かわいい魔女さま” in 難波屋
昨夜は萩ノ茶屋にある「難波屋」と云うお店で催された、かわいい魔女さまラブのライヴに行ってきたラブ
萩ノ茶屋にあるお店、と、云っても、お茶屋ではない。
下町風情の漂う立呑屋さんである。
「立呑屋でライヴぅ〜!?
と、驚かれる方もいらっしゃるかもしれないが、なんとこのお店、暖簾をくぐって入るとカウンターがズーッと伸びており、その奥にライヴ・ステージが設えてあるのである。
このお店に伺うのは、今回が2度目である(1回目は本年の6/20だった。「らいぶ☆にゅ〜す」の記事「金曜の夜は……」参照)。
前回は、“かわいい魔女さまラブ”のほかに、“えくぼのステキな猫又さん”と、“「妖艶」と云うよりは「可憐」なYO-ENさん”による、“美女三人会”であった。
今回は“かわいい魔女さまラブ”の独り舞台である!
2部構成で、午後7時から9時までの延2時間。
「これはタップリと魔女さまの世界を堪能できるぞ楽しい拍手ラブ
と、開始前からビール片手に、満面笑みこぼれていたわたいであった。
第1部は“清純な恋”シリーズ。
魔女さまご自身は「似合わない」と謙遜しておられたが、なんのなんの、心きよらかな魔女さまである。似合わぬことがあるものか。実際、客席からは、「嵐のような拍手」が轟いていたではないか。
第2部は“娼婦”シリーズ。
“娼婦”と云ってもさまざまである。魔女さまのシリーズを貫くのは、いわゆる、「黄金のハートをもった娼婦」である。
そこに繰り広げられる世界は、妖しくも悲しく、涙の光美しき世界である。
魔女さまのギターと唄声によって紡ぎだされる独特の世界のなかで、塵労は洗い清められ、活力をチャージされて、明日への輝きを与えてくださった、とてもステキな一夜であった月

〈別記〉
このお店「難波屋」さん、ビールも美味しい、酒肴も美味しい。それでいて、お値段は「!?」と、驚くくらい安い!
アット・ホームでリーズナブルなお店である。
| ろ〜りぃ | らいぶ☆にゅ〜す | 18:03 | - | - |
去る土曜日のライヴ
指先のひび割れにより、一時はどうなることかと危ぶまれたが、液体絆創膏と酒の力を借りて(?)、なんとか無事に(??)乗り切ることができた。
お集まりいただいた方々の反応も悪くなかった……ハズである。
ただ、それまでは譜面(歌詞カード?)に頼らずに演奏していたのを、今回はそうは参らなかった。
しかし、ステージをこなすことを第一義に考えれば、やむを得なかった、と、お許し願おう。
――これで、今年のBOOKING LIVEへの出演は終了である。
フリー・マイクやイヴェントは、まだまだある。
そちらはそちらで、大いに愉しみである楽しい
| ろ〜りぃ | らいぶ☆にゅ〜す | 22:16 | - | - |
やれやれ……
「ろ〜りぃの“らいぶ☆にゅ〜す”」をアップした。
去る金曜日、11月14日の模様である。
慣れないので、けっこう時間がかかってしまった。
しかし、アップしていく過程で、もういちど、当夜の愉しみがよみがえってくるラブ
これはこれで、愉しいものであるグッド
| ろ〜りぃ | らいぶ☆にゅ〜す | 22:52 | - | - |
ゆえあって……
ゆえあって、「らいぶ☆にゅ〜す」のサイトを新設しました。

「ろ〜りぃの“らいぶ☆にゅ〜す”」(http://rolly-news.seesaa.net)
画面右下の「LINKS」からアクセスできます。
もちろん、このカテゴリも続けていきますが、この新設のサイトのほうも、よろしくご愛顧ください。
| ろ〜りぃ | らいぶ☆にゅ〜す | 15:22 | - | - |
10月4日のライヴ

まずは“下町のエンタテイナー”、天満家蟬丸師匠!
みんなで算数の勉強学校 お題は『壺算』お金


“歌うサン・ジェルマン”、ともひろくん拍手


ギター、歌、M.C.と、三拍子揃った花岡さん。
……すいません、プラス男前、の、四拍子、ですね汗


トリはイケメン二人組、高阪さん&“ぐっさん”さんグッド

いやぁ〜、愉しい夜でした月
しかし、前日の写真がアップできない……悲しい
なんでや〜汗

| ろ〜りぃ | らいぶ☆にゅ〜す | 21:14 | - | - |
さる土曜日は……
以前にも書いたが、金曜や土曜の夜は、たいがい、府内某所のライヴ・ハウスで時を過ごす。
別のライヴ・ハウスなどに行くときは、これを“浮気”と、称する。
で、先日の土曜日に“浮気”したのは、以前とおなじく、ジニーよりもかわいいラブ、麗しの魔女さまのライヴがあったからである!

はじめて赴く場所だったので、遅れてはならじと早めに出掛けて、到着したのは開演1時間前だった。
ホールに入ると、麗しの魔女さまの歌声が聴こえてくる。
「はて? テープでも流してるのかな」
と、思ってみると、なんと、麗しの魔女さまご自身が、リハーサルをなさっておられるではないか!?
思わず笑みがこぼれ、あつかましくも並べられた椅子の真ん前に陣取り、しばらくその様子を拝見する。
うっとりと見惚れ、聴き惚れていたが、
(スタッフでもないのに、リハーサルを見学するとは失礼千万!
と、気づき、時間まで館内をブラつくこととする。
やがて開演間近になり、腰を据えていると、麗しの魔女さまが近付いてこられ、気さくに礼を述べてくださった。
深紅のドレスにオレンジ色のつややかなロング・ヘアに、思わず胸がトキメキ、思わず抱きしめそうになったのをグッとこらえたのは、我ながらアッパレであった(あたりまえじゃい!怒り
あぁ、この魔女さまを見ずして、“美魔女”なる言葉を用いる輩の、なんとあさはかなことか! “美魔女”とは、まさに、この魔女さまのためにこそ、造られた言葉であってしかるべきである。
さて、ステージは2部構成。1部は魔女さまのステージ、2部は朗読と弾き語りで、かの『夕鶴』を物語られる、と云う御趣向。
1部は深紅のドレスで、魅力あふれる魔女さま独自の神秘的な世界を繰り広げられ、その霊妙なる世界をタップリと堪能する。
2部はガラリと変わり、夕鶴をイメージされた白無垢の衣装!
だれもが知っている『つるの恩返し』の物語を、はたしてどのようにアレンジなされるのか、失礼ながら、『夕鶴』は魔女さまの世界とはそぐわないのではないか、などと、一抹の不安を抱きながらも、多大の関心をもって拝見していたのだが、これがなんと!
わたいの不安など、まさに無知なる者の不安、だれもが知っている『夕鶴』の物語を、シッカリとご自身の世界のものとなされていた。
男の優しさを理解し、そんな男に惚れこみ、愛し、共に暮らす平穏な生活を願う女の哀しさと、優しく朴訥でありながらも、それゆえにこそ女を愛するがごとく、都の華やかさにあこがれる素朴な男の憐れさを、ギターの音色としっとりした歌声にのせて、見事に展開しておられた。
情念と云っては、烈しくなる。悲哀と云っては、湿っぽくなる。
あえて云えば、やさしき情念、愛あふるる悲哀、とでも、云うべきだろうか。わたいはいま、表現力に乏しい自分を恨む。
しかしそれも考えてみればやむを得ないのかもしれない。
言葉で表現できないからこそ、魔女さまはステージで表現なさるのであろう。わたいごときものの拙い文章で、魔女さまのステージの神秘を、その魅力を、その妖しくも美しい独自の世界を、表現できるものではない。
人はよく、一見相容れない二つのものを合致させて、双方の良さを保持しつつ、さらに素晴らしい境地に高め導くことを、“アウフヘーヴンさせる”と云うが、この日の魔女さまのステージは、まさにその“アウフヘーヴン”であった。『夕鶴』の“アウフヘーヴン”であった。
背後のガラスを透して見える外の景色は、岩肌を潤すせせらぎの趣向。
その景色が昼の終わりから残照に映えて、やがて黄昏が濃くなり、夜の帳が下りる風情へと変化していくさまは、よりいっそうの情緒を醸し出して、演出効果バツグンであった。
終演後、近くのコンビニで、麗しの魔女さまをかこんで、何人かで愉しくおしゃべりをした時間は、そのステージを拝見していた時間に勝るとも劣らぬ、愉しき時間であったラブ
できれば、ふたりっきりで飲みに行きたかったなぁ〜、などと思ったのは、神をも畏れぬバチあたりな考え汗 とは云え、男ならば、ムリからぬ想い、と、云えるのではなかろうか。
| ろ〜りぃ | らいぶ☆にゅ〜す | 21:30 | - | - |
板張りの田舎の教室では……
板張りの田舎の教室では、子どもたちが一列に並び、自分の順番が来ると、先生の前に立って、一生懸命、自分の好きな歌を歌っていた。
教科書に載っている歌のなかから、自分の好きな、歌いたい歌を選んで、それを先生の前で、最初から最後まで歌う、それが今回の授業の主旨であり、音楽の試験のひとつだった。
彼の番になり、先生の前に立つと、先生は冷たく云った(少なくとも、彼の耳にはそう聞こえた)。
「あなたは一番だけでいいから」
先生がそう云った理由は、幼い彼にも分かった。彼が自分でも解かるくらいの音痴だったからである。
少なからず傷ついたが、それでも幼いながらに、
――自分が音痴なんだからしょうがない。悔しかったら、ちゃんと歌えるようになればいいんだ。
と、みずからを慰めた。

晩飯が終わり、父は居間に寝っ転がって、テレビの時代劇を見ている。
母は台所で後片付けの洗い物をしている。
彼と妹は、テーブルの椅子に腰かけたまま、まったりとした気分に浸っている。
ふと、ある疑問がわいた。
「なあ、母さん、この歌、なんて歌やったっけ?」
彼はそのメロディを口ずさんだ。
洗い物をしながら、しばらくそのメロディに耳を傾けていた母親は、
「知らんなぁ。聴いたことないわぁ」
と、首を振った。
横で聞いていた妹が、口をはさんだ。
「兄ちゃん、その歌、これちゃう」
と、云って、口ずさんだ。
「そや、それやで」
とたんに母親は、
「ああ、それやったら知ってるわ。有名な曲やん」
――彼が高校時代の、ある夜の一コマである。

したたかに飲んだ。痛飲した。
会計を終えて店を出ると、
「おう、カラオケ、行かんか?」
と、彼の友人は云いだした。
「おっしゃ、行こか」
彼が即答したのは、なにもカラオケ自体が目当てではなかった。
ふたりは同期で、趣味の面でも、考え方の面でも、妙に気が合い、ために入社してから現在にいたるまで、かくも長きに亘る付き合いが続いているのである。
二時間あまり、徹底して飲み、徹底して語り明かしたはずなのだが、二時間くらいで別れるのは、どうにも物足りなかった。
「しかしそれにしても」
ふたりでカラオケ・ボックスに入り、それぞれに飲み物と食べ物――正確に記せば、酒とつまみ――を註文すると、彼はソファにもたれて云った。
「男二人でカラオケっちゅうのも、イロケないな」
「まぁな」
「それにしても、おまえがカラオケ行こう云うとは、思わんかったな」
「いやじつはな」と、彼の友人は云った。「俺はたいがい、音痴でな。飲み会とか行っても、歌われへんねん。
ちょっとは練習しょう、思うても、まさか、男ひとりで、カラオケ屋なんか行かれへんやろ。
だれかと行こう思うても、相手が上手かったら、気が退けて行かれへんやん。
そこいくと、おまえは俺とおんなじくらい歌下手やから、気兼ねなく、来れるねん」
――彼は納得せざるを得なかった。

「ど〜も、“ろ〜りぃ”でしたぁ!」
そう云って右手をあげると、集まった人たちから、あたたかい拍手があがる。
義理かもしれない。オアイソかもしれない。お世辞や、ヒヤカシ、お付き合いかもしれない。
しかし、そのつど思う。
たとえそうだとしても、その拍手は、とっても、あたたかい。
あれだけ下手だの、音痴だのと云われていた自分が、ひょんなめぐりあいからギターを触りはじめ、こうしてステージに出させてもらって、好きな歌を歌い、あたたかい拍手をもらえるまでになっている。

歌えるということは、なんと素晴らしいことか!
人とは、なんとあたたかいものか!
そして、いまこの瞬間は、なんと幸せなものであることか!

ステージでギターを弾き、歌うごとに、そう思わずにはいられない。
| ろ〜りぃ | らいぶ☆にゅ〜す | 11:05 | - | - |
ピンチ・ヒッターもまたうれし
去る土曜日も例によって、府内某所のライヴ・ハウスに行ってきた。
もちろん、みなさんの歌&演奏を聴きに、である。
なにしろその日は、久しぶりにお会いする方々もいたので、愉しさもひとしおだった。
ところが……あろうことか、そのお目当てのおふたかたが、おふたかたとも、やむなき所用ができて、来られない、と、云う悲しい
「そんなわけで、キミ、今日2番目、30分、な」
ギターも譜面ももってきていない。練習もしていない……冷や汗
しかし……、ご出演なさるのは、みなさん、気心の知れた方ばかりである。
喜んでお引き受けし、なんとか30分、ピンチ・ヒッターのステージをこなしたグッド
以前を思えば、通常のブッキングに参加させてもらえることさえ夢のようだったのに、ピンチ・ヒッターを頼まれるまでになるとは!
いやいや、突然のことではあったが、ピンチ・ヒッターもまたうれし、である嬉しい
| ろ〜りぃ | らいぶ☆にゅ〜す | 22:38 | - | - |
愉しかるべきはずの……
愉しかるべきはずのフライデー・フリー・ステージが、昨夜はまるで、愉しくなかった。
頃合いを見計らって、さっさと帰ってしまおう、と、思った。

なぜなのだろうか?
いつもあたたかいニイさんに、久しぶりでお会いできたはずなのに……。
いつも一緒に愉しんでくださるmamoさんもいたはずなのに……。
いつもかわいがってくださる会長も、ムジナの大将もいたはずなのに……。
何か月ぶりかでお会いしたマイケルさんも、変らぬダジャレを飛ばしながら、ゆかいな笑顔を見せてくれたはずなのに……。
見目麗しい二人の女性も、その麗姿を見せてくれたはずなのに……。

チャンドラーのせいかもしれない。「赤い風(RED WIND)」の烈風が、髪の毛を逆立たせ、神経を苛立たせ、肌をむずつかせたのかもしれない。
だとしたら、愉しいパーティーが喧嘩で終らなかっただけ、よかったのかもしれない。

でももしそうだとしたら、カミュの『異邦人』を読んでいたら、きっと太陽のせいになっていただろう。
たとえ、夜だとしても。

まぁなんにしても、こんなに素直に感情を激発させるようじゃぁ、簡単に、ダーク・サイドに引きずり込まれちゃうなぁ……。
| ろ〜りぃ | らいぶ☆にゅ〜す | 11:42 | - | - |
金曜の夜は……
金曜の夜は、たいてい、府内某所のライブ・ハウスで、フリー・マイクを愉しむ。
「たいてい」と云うことは、そうでない場合もあるわけで、世間ではこれを、「例外」と云う。
昨20日の金曜は、まさにその「例外」であった。
ちなみに、わたいが府内某所のライブ・ハウス以外のライブ・ハウスに行くときには、これを“浮気”と、称する。
で、昨20日の金曜日に“浮気”したのは、ジニーよりもかわいい魔女にお誘いを受けたからである。
8時から、と云うことだったが、遅参しては失礼、と、仕事を終えていったん帰宅し、着替えをすましていそいそと出かけてみると、なんと麗しの魔女さまは、すでにお越しになっておられるではないか!
これは不覚! と、思うより先に、出迎えてくださった魔女さまのかわいい笑顔にウットリとなり、張りつめていた心はタチマチにして溶ろけ流れてしまった。
で、着いてビックリ!
なんと、えくぼのかわいい猫又さんに、“妖艶”と云うより“チャーミング”なYO-ENさんまで、いらっしゃるじゃないですか!
お二方とも知り合いである。お二方とも、ご出演なさると云う。
「そんなことなら、云ってくださよぉ〜悲しい
と、云うわたいに、お二方の曰く、
「SNSにはあげましたよ」
「……」
人生の教訓 その73――SNSはこまめにチェックするべし!
まぁしかし、日頃の心がけがいい(?)せいか、猫又さんのブルージーな歌&演奏も聴けたし、YO-ENさんの透明感あふれる澄んだ歌声&ギターも聴けたし、もちろん、麗しの魔女さまの神秘的なステージも堪能できたし……。
お三方にお願いして撮ってもらった写真は宝物であるグッド
これほど完璧な「パリスの審判」は、美術史上になかっただろう。むろん、審判など、くだせるわけがない! だいいち、わたいはパリスじゃない!
いやぁ〜それにしても、“浮気”してよかったわラブ
| ろ〜りぃ | らいぶ☆にゅ〜す | 21:33 | - | - |
「ただいま」、「おかえり」
過日某所で、「おかえり」と云う曲を聴いた。
女性二人のデュオで、そのさわやかな歌声と美しいギターの音色がなんとも心地好かった。
疲れて帰って来るあなたを「おかえり」と、明るく笑って迎えたい、
疲れて帰ってきても、「ただいま」と、明るく笑って帰って来たい、
そんな場所があるふたりはとても幸せなんだな、と、思わせる歌であった。
思えば18の歳に九州の田舎から出てきて、幾年になるだろう。
「ただいま」と云う言葉も忘れてしまった。
「おかえり」と云ってくれる人もいない。
それが寂しいとも思わない。
悲しいとも思わない。
それほどに忘れてしまった。
それほどに慣れてしまった。
「ただいま」と云わないことに……。
「おかえり」と云ってくれる人がいないことに……。
でもお二人の歌を聴いて思った。
みんな、あたりまえのように、
「ただいま」と、云って帰ってくるのだろう。
みんな、あたりまえのように、
「おかえり」と、迎えてくれる人がいるのだろう。
そんなあたりまえのことが、じつは、とっても、幸せなことなんだ、と……。
| ろ〜りぃ | らいぶ☆にゅ〜す | 12:13 | - | - |
「で」か「に」か
過日某所にて、『歌姫』を聴く機会に恵まれた。
ギターの弾き語りである。
歌い手はまさに題名どおり“歌姫”と呼ぶに相応しい妙やかなる女性で、その歌声はほのかなる色気を滲ませてしっとりと漂い、玲瓏なるギターの音色と相俟って、聴衆を甘美なる夢幻の境へと誘った。
その情感たっぷりの表現力に舌を巻き、心地よいひとときを過ごしたのだが、ふたつほど、気になったところがあった。
いずれも歌詞の部分で、ひとつは「せめておまえの唄を 安酒で飲み干せば」に続くところである。
その歌い手さんは、「船のデッキで 立つ自分が見える」と、歌っておられたのだが、ここは、「船のデッキに」ではなかろうか、と云うことである。
「船のデッキで」となると、「で」の音が重なって、くどくなる。「で」、「で」と、念を押されているような感じがする。ために、そのあとに続く「立つ自分が見える」が、想像上の出来事であるにもかかわらず、現実感が強くなり、幻想的な色あいが褪せてしまう。
「船のデッキに」となると、「に」の音が軽く、浮遊するような感じがして、「立つ自分が見える」と云う幻想の光景がより淡く、ほんのりと印象される。
後日確認してみると、やはり正しくは「船のデッキに」であり、我が語感もなかなかであるわい、と、大いに意を強くしたことであった。
もうひとつは「やせた水夫 ハーモニカを吹き鳴らしてる」、「やせた蝶々 蜜を探し舞い降りている」と、対になっている部分である。
ここも「水夫」と「蝶々」が対になっているわけだが、それがどちらも「やせた」と形容されているのは、いささかくどいのではなかろうか、と、思ったのである。
こちらも確認してみると、これはこれで正しかった。
我が語感も思ったほど大したものではないようだ。

| Mac | らいぶ☆にゅ〜す | 17:02 | - | - |


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