ろ〜りぃ&樹里とゆかいな仲間たち

Blog(日記)と云うよりはEssay(随筆)
Essay(随筆)と云うよりはSketch(走り書き)
Sketch(走り書き)と云うよりは……?

 注)タイトルに「*」のついた記事は「ネタバレ記事」です。ご注意ください。
  << April 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
幽霊の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、生野菜サラダ(レタス、キャベツ、胡瓜、トマト…青じそドレッシング)、いちごヨーグルト、野菜ジュース、バナナ


文政8年(1825年)の今日、江戸・中村座で、鶴屋南北の『東海道四谷怪談』 が初演された。そのことを記念して、今日は、“幽霊の日”である。
なるほど、ボチボチ幽霊もお出ましになろうか、と、云う時節である。
古来幽霊と云うと、恐ろしいものの代表であるが、よくよく考えると、幽霊は死者の霊が化けて出たもので、それも西洋のそれとは異なって、自分が怨む人間以外の人間に仇をなすことはない。
我が国の三大幽霊、と、云うと、なんと云っても筆頭に挙げられるのは、この『東海道四谷怪談』のお岩さんである。
他の二人は、『播州皿屋敷』お菊さん、そして『怪談牡丹灯籠』のお露さん、と、なっている。いずれも美人である。
美人でない場合は、化物となる。
最近では、幽霊や化物よりも、人間のほうが、よほど恐ろしい。最近幽霊や化物の話をめっきり聞かなくなったのは、幽霊や化物も人間を懼れて、とても出てくる気になれないからであろう。
人間界よりも幽冥界のほうが、安心安全なのだろう。
もちろんそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
幽霊とも化物とも縁のない、いたって俗な献立である。
| ろ〜りぃ | ろ〜りぃの食卓 | 21:58 | - | - |


CATEGORIES
LINKS
PROFILE
OTHERS