ろ〜りぃ&樹里とゆかいな仲間たち

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Essay(随筆)と云うよりはSketch(走り書き)
Sketch(走り書き)と云うよりは……?

 注)タイトルに「*」のついた記事は「ネタバレ記事」です。ご注意ください。
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『虞美人草』随感
『虞美人草』を読了した。
このあたりから漱石に対する評価の分岐が明瞭になり、ナカナカ面白くなってくる。
それはまた後日述べる(?)として、表面上、面白いのは、登場人物の名前である。
甲野欽吾、小野清三、井上小夜子はよかろう。
小夜子の父、井上孤堂も、号と思えば、違和感はない。
しかし、甲野欽吾の親類にして友人である一(はじめ)と、その妹の糸子の名字、「宗近」と云うのは、どうだろう?
「宗近」などと云う名字は、この作品以外で、聞いたことはない。
また、甲野の義理の妹――父の後妻の子――の名前が、「藤尾」である。
名字ならともかく、名前で「藤尾」とは……。
どうにもしっくりこない感覚である。
| 築山散作 | 気まぐれ読後感 | 10:26 | - | - |
193と893
小学生の頃、こんなことを云って喜んでいた。
「193って、な〜んだ?」
「一休さん!」
「じゃあ、893は?」
「ヤクザ!」

“ヤクザ”の語源にもいろいろな説があるが、花札賭博(オイチョカブ?)で、8、9、3の札が揃うと、全く役に立たない無効の手役(いわゆる“ブタ”)になり、それが転じて、なんの役にも立たない、無能な人間のことを、“ヤクザ”と云うようになった、と、云うのが、有力な説になっている。

“ヤクザ”の語源と同様、その本来の発生説にも諸説あるが、その中のひとつに、江戸時代、役職に就けずにあぶれていた血気盛んな旗本・御家人の次男坊や三男坊たちの集団と、常日頃は仕事のない威勢のいい町火消しの連中たちの集団が、“ヤクザ”のルーツだ、と、云うのがある。
町火消しの連中は江戸っ子たちの人気を集め、旗本・御家人の次男坊や三男坊たちは、お上の権威権力を笠に着ている。
いずれも、穏当な人たちからは、顰蹙されていた集団だったであろう。

過日、とある国会議員秘書のマスコミ取材陣に対するその対しようが、まるで暴力団そのもの、ヤクザそのものである、と、評された。

なるほど、ネットに投稿されたその動画を見ると、まさにそのとおりである。

しかし、“表現の自由”、“報道の自由”を振りかざして取材対象に迫るマスコミ取材陣たちの態度にしても、とても、紳士淑女の振る舞いであります、とは、云いかねる。

旗本・御家人の次男坊や三男坊の集団と、町火消しの集団との喧嘩沙汰……。

そう思って辟易したのは、なにもわたしばかりではないだろう。
| Mac | 気まぐれなコラム | 01:54 | - | - |
ロナルド・レーガン 1
1980年に第四十代の合衆国大統領に選出されたロナルド・ウィルソン・レーガン氏は、初の映画俳優出身の大統領として有名である。
彼が大統領に就任したとき、日本ではこんなことが云われた。
「日本の首相を、黒澤明氏にしたらどうか?」
| Woody(うっでぃ) | ちょっと一言 | 01:08 | - | - |


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